
みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術
名前は知らなくても、その独特な肖像画でひと目観たら忘れられない作家がアルチンボルドです。野菜や草花、動物などを寄せ集めて人の顔を描くことで知られているアルチンボルドですが、れっきとした宮廷画家だったそうです。彼は絵だけではなく、衣装デザインや祝典の企画、水力技師(!)としても才能を発揮した今で言うマルチクリエイターだったとか。知れば知るほど興味が湧いてきますね。
彼の作品を観ていると、同じような人物画を描いた歌川国芳を思い出します。アルチンボルドの方が200年以上先輩ですが、同時代にいたらきっと気が合うのではないでしょうか?実はアルチンボルドの本格的な展覧会は今回が初めてだそうです。会期も長めなので、不思議な世界を堪能したいものですね!
「アルチンボルド展」
【会期】2017年6月20日(火)-9月24日(日)
【会場】国立西洋美術館
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↑ジュゼッペ・アルチンボルド 作「春」
↑歌川国芳 作「みかけハこハゐが とんだいゝ人だ」